こんにちは、アキホです。
機械/電気 修士卒で、現在自動車開発に携わっています。
理系ならではの観点から、理論立てて紹介していきたいと思います。
今回は、
【就活】理系大学院卒が有利な理由はアウトプット量にある【インプットだけでは駄目】
について話していきます。
実際、理系の大学院生は優遇されています。
そこで、今回は以下内容に触れていきます。
- 企業が求めている人材とは
- 大学院生と大学生のカリキュラムの違い
- アウトプット量がなぜ就活に影響するの?
- 大学院進学を迷っている
- 大学生だけど何を意識して、就職活動に臨んだらいいの?
これらの項目に対して、
大学院へ進学し、大手製造業メーカーに勤めている私が
企業観点から求められている力と大学院生が有利な理由について話していきます。
では、解説をしていきます。
なぜ、大学院生が有利な理由がアウトプット量なのか?
結論は、
企業は学生にアウトプット品質を求めていて、品質は量に比例するです。
では、ゆるゆると説明していきます。
企業が学生に求めるモノとは?
初めに、企業は
企業としてのアウトプットを販売し、収益を上げています。
したがって、
企業としてのアウトプットの品質を上げる事
が学生に求めていることです。
製造業を例に出すと、
企業としてのアウトプットは、
車であり、医薬品であり、インフラ設備です。
そして、それらを作り上げるためには
- コンセプト設計(マーケティング)
- コンセプトを達成する手段の明確化(原理・原則の応用)
- 手段を具現化(ロジック・機構開発)
- 具現化したモノとコンセプトの一致性確認(検証)
が必要であり、
それらを製品として形にした物が、企業のアウトプットになります。
この要素の品質を高める事が、企業のアウトプット品質になるので、
企業は、この要素のアウトプット品質を高められる人材を就職活動で探しています。
では、アウトプット品質をどう上げればよいのでしょうか?
アウトプット品質は量に比例
結論、量をこなすことが質に直結します。
理由を説明していきます。
先日、このツイートをリツイートしました。
【私見】
「質」の本質は「数」なんですよ。
駄作でもなんでも、とにかく作ってしまえば自分の欠点が見え、次はここを直そうという向上につながる。— 言迷水/暗黒通信団ブロンズ戦闘員【公式】 (@nazomizusouti) August 1, 2018
このツイートの本質は
アウトプット品質の向上には、自分に適切なインプットが必要であり、
アウトプット量を増やさないと、自分に適切なインプットが分からない
です。
時系列で表すと、アウトプット量が多い人は、
アウトプット量増大 → 欠点発見 → 適切なインプット → アウトプット品質向上
のサイクルを回せるわけです。
事実として、
素振りばかりしている人に対して、
試合に多数参加 → 内角の球が打てない事を発見 → 内角の球に対して、打撃の練習している人
のほうが試合で勝てます
つまり、
アウトプット量を増やすことがアウトプット品質向上に繋がるのです。
大学院生のアウトプット量が多い理由
では、なぜ大学院生がアウトプット量が多いのでしょうか?
→ それは大学院のカリキュラムが答えです。
振り返ると、
大学までインプットがメインの教育ではなかったでしょうか?
言葉は悪いですが、
何に活きるかわからない授業を受講し、
興味のない内容を暗記し、テストに臨むようなカリキュラムだったと思います。
それに対して、
大学院はほとんど授業がありません。
代わりに、研究テーマが与えられ、そのテーマに2年没頭します。
その中で、
原理→仮説→ロジック構築→検証のループ
を回して、その内容を
週一回 / 月一回の進捗発表会で発表し、
年に数回は学外で論文発表を行います。
さて、大学院の研究の内容って何か見覚えがありませんか?
原理→仮説→ロジック構築→検証のループ
は企業としてアウトプットするために必要な要素です。
そして、
進捗発表会・論文発表は、少なくとも年に13回はアウトプット
するので、企業が求めるアウトプットの量増大が見込め、
かつ、研究の欠点・自分の欠点が明確になりますね。
すなわち、
大学院のカリキュラムは、
実際に企業が行っている事を自分一人でアウトプットしまくる
事なのです。
企業から見たら、
これほど欲しい人材は居ないですよね。
大学卒はどうしたらいいの?
推奨は
大学院に進むことです。
否が応でも、
企業の開発工程に携わり、強制的にアウトプットしなければいけないのですから。
ちなみに、
経済的に厳しくなくても、奨学金を借りれます。
奨学金を借りて大学院進学しても元は取れます。
ただ、そうは言っても
大学生のうちに何とかしたいというニーズもあると思います。
その内容は次回紹介します。
では、今回はここまで。
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